株式会社ブルボン様 本社新社屋建設工事
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施 工 |
2014年8月~12月 |
場 所 |
新潟県柏崎市 |
内 容 |
屋根工事、外壁(ステンレスt0.6)、他 |
材料・工法 |
立平葺(ステンレスt0.6)、他 |
『株式会社ブルボン』
http://www.bourbon.co.jp
新潟県柏崎市駅前に位置する(株)ブルボン様新社屋棟。
新潟県のランドマークになるであろうその建屋は地上からの高さおよそ60m、4面を採光ガラスと金属パネル半々で覆われた、その外装はなにが起きてもビクともしないぞと言う様なとても重厚でクールな面持ちだ。
7月末から現地入りし作業に取り掛かったが、下地作業が進んでおらず二度・三度手間になるような作業を余儀なくされた。
仕様についても様々な問題点(我々の作業とは無関係)が次から次へと・・・その間 作業はストップ!! 千葉に戻されることもしばしば・・・
スムーズに進んでいれば10月半ば~10月下旬には完了する予定だったが予想外の2か月オーバー。雪の中の作業などもちろん皆無。それでも皆一生懸命なんとか12月20日には外壁から屋根までの作業は完了させた。
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庇工事もあったが 12月~2月半ばまでの天気予報・予想図などを調べ(私は小型船舶1級保持者で天気予想は特に詳しい)このままでは雪かきで1・2か月を終えてしまうのは目に見えている。12月もそうだった、半日雪かき・半日作業の毎日だった。皆が生活できなくなる!! 続行不可能!! 苦渋の決断をした。
投げ出すような形になってしまったが庇工事はお断りし帰路についた。
夏の猛暑から始まり秋 そして想定外の冬・極寒・豪雪の3シーズンをまたにかけたこの仕事は我々にとっても今までにない最大級の工事となった。
2014年を締めくくったこの大工事は利益こそは生まれなかったもののそれだけではない。現場に常駐して作業をしていたから私は知っている。
高さ60Mの建屋の階段をみんな毎日何往復しただろうか。毎日 宿舎の駐車場の雪かきをしさらに現場でまた雪かき。早出・残業・夜間作業。 あの極寒の雨や雪のなかでの作業。今までにない長期出張で不慣れで大変 不便な生活をさせた。それでも みんなベストを尽くした。職長をはじめ従業員のみんなに感謝したい。
ステンレス厚さ0.6㎜という怪物を相手によくやり遂げてくれたと!!
あの状況下で一人の被災者を出す事も無く見事 無事故・無災害を成し遂げた!!
私は言いたい それこそが我が社最大の利益だと!!
PS 私は 見積・関東の現場の打合せ・その他の理由で千葉から柏崎の区間を車で25往復をした。(電車に乗れない。)
その内、とんぼがえりが4回!! 距離にして1万7500㎞だ。
いっぱい走ったで賞\(^o^)/
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『下地取付取付作業』
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『本体取付・本締め作業』
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『その他の作業』
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『毎日 大雪!!』
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『豪雪の中千葉へ』
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12月15日の夕方のニュースで暴風雪と高波及び大雪の警報が出された。12月19日に千葉の現場の楊重作業がある。15日なら普通に帰れたはずだが、ブルボンの打合せもあり、ぎりぎりまで柏崎に残った。
18日、AM10:00までに打合せを終え、急いだ。今日中に帰らないといけない。AM11:30に柏崎を発った。20~30分位走ると北陸道に上がるときには出ていなかった表示が「六日町まで通行止」だ!! この先は大雪のようだ!!小出I.Cで強制的に関越道を下された。 ここはお米で有名な魚沼市、左手にはお酒で有名な八海山と言っても真っ白で全く分からない。雪の降り方が強くなってきた。除雪車だらけで時速10㎞位でとろとろ走行。3台位スタックしていた、しかも2台は長岡ナンバー。地元の人でもハマるんだな~。わっ!!屋根に積もった雪!! 2M位ある!! こんなのはじめてみた!!(潰れないのが不思議 あんなの落ちてきたら死ぬっ!!)とろとろ走行で街中観光する事 約5時間。やっと六日町I.Cにたどり着いた。 たった約17㎞の距離を5時間!!「あ~肩こった~」ここから再び関越道へ。 スピードが出せない!!ほとんどアイスバーン!! いきなりホワイトアウト!! 関越道なのに 一車線になってる~!! もう一車線は完全に雪に埋もれている。両脇に3M位の高さまで雪が除雪してある。雪の壁だねっ。渋川を過ぎたあたりから通常走行。眠い目をこすりながらコックリコックリにも負けず、だましだましなんとか千葉に到着ぅ~到着ぅ~。 PM10:10・・・。
『高さ60Mから見る刈羽原発』
世界最大の電力発電量。新潟中越沖地震後、7基とも運転停止になるも、2年後、4基が再び再稼働。
東北地方太平洋沖地震以降、7基の原子炉はすべて現在も運転停止中。(2015/2/1現在)
『完成時写真』
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